クロエ・グレース・モレッツ主演のSFスリラー映画。
クロエ・グレース・モレッツちゃんの役者として、いや、女としての成長が見られる一作。
キック・アスの頃とは違って、もう、大人なんだな、と感じました。
クロエ・モレッツちゃんのキスシーンやセクシーな青年の裸に男を意識する女性としての一面など、感慨深いものが見られます。
キック・アスのヒット・ガールみたい強い女の子とは違って、今回のクロエ・グレース・モレッツちゃんは、何というか、普通の女の子です。
ハンサムでイケメンな男にアプローチされて、ちょっとドギマギする感じが、彼女の役者としての別の側面を発見させてくれるでしょう。
【フィフス・ウェイブが見られるVOD】
フィフス・ウェイブのあらすじ
異星人の宇宙船が突然地球に現れ、波状攻撃を仕掛ける。第一波の電子パルスはあらゆる電子回路を破壊して文明を崩壊させ、第二波の地殻変動は地震と洪水をおこし、第三波の疫病は人類の大半を死滅させる。
主人公のキャシーは母を疫病で失い、父親と弟のサムとともにキャンプに避難する。軍を率いたヴォーシュ大佐がやって来て、第四波は異星人に寄生された人間たちによる攻撃だと言い、子供たちを基地に連れ去りキャシーの父親ら大人たちを殺す。キャシーは基地に連れ去られたサムを追うが怪我をし、エヴァンと名乗る青年に助けられる。やがてエヴァンが異星人の下僕であったが今は人類の味方となったことが分かる。
基地でサムはキャシーと同じ高校に通っていたベンらと同じ班に配属され、第五波の攻撃に備えて訓練を受ける。ベンは異星人による寄生がヴォーシュ大佐らの嘘であり、自分たちが人類を絶滅させる手先にされていることに気づく。キャシーは基地に潜入してベンと再会し、ベンの班の仲間やエヴァンの助けでサムを取り戻す。
wikipediaより引用
宇宙人の段階的な攻撃によって、世界が滅びていくのが見られます。
世界の終わり系映画の秀作。
ヤングアダルト小説的な想像力によってつくられた世界の終わりが見られる、というと、見られる映像の想像がつくでしょうか。
ストーリーは、クロエ・モレッツちゃんと、クロエ・モレッツちゃんの気になっていた異性だったベン・パリッシュ(ニック・ロビンソン)のいる軍の2つに分かれて、それぞれ進みます。
人類対宇宙人の全面戦争を期待すると酷評することになるでしょう。
スケールがちっちゃいのは、一少女であるクロエ・モレッツちゃんの恋愛模様にスポットを当てたかった、ということでしょう。
というのも、フィフス・ウェイブは同名のヤングアダルト小説があって、それを原作にしています。
なので、ストーリー上、こんな偶然あるかよ、とか、宇宙人の攻撃のスケールの小ささなどツッコミどころが生じますが置いておいてください。
日本のセカイ系のライトノベルや漫画と同じようなことが、この原作小説でも生じている、ということだと思います。
宇宙人の大侵略のはずなのに、スケールが小さいよ!
いいんです。
なぜなら、これは、SFスリラー映画であると同時にクロエ・グレース・モレッツちゃんの女の子としての成長を見せる映画なのだから。
SFスリラー映画として見るよりも、大人の階段を上りつつあるクロエ・グレース・モレッツちゃんの振る舞いや女の子女の子した魅力にフォーカスした方が楽しめる映画だと思います。
コメント