この夏もっとも注目されている映画『スパイダーマン:ホームカミング』を紹介します!
注目のスパイダーマン:ホームカミング情報とあらすじ
スパイダーマン:ホームカミングは、前回前々回のスパイダーマンとは、若干、趣向が違います!
今回は、新生スパイダーマンが登場したシビル・ウォー/キャプテン・アメリカの続きとなる物語なので、かれが放射能クモに噛まれて、超能力を獲得した経緯などは、思い切り省略されています。
スーパーヒーロー集団のアベンジャーズに憧れて、入りたくて仕方がない少年の気持ちを、見ているこちらが胸が痛くなるほどに描かれているのが良いと思います。
スパイダーマン:ホームカミングの監督キャストと吹き替え声優
スパイダーマン:ホームカミング監督はジョン・ワッツ
なんと、スパイダーマン:ホームカミングの監督はジョン・ワッツ!!
ジョン・ワッツといえば、二人の男の子が警察官(ケヴィン・ベーコン!!)のパトカーを盗む低予算映画をつくった人です。
この映画でも、出てくる二人の少年が実に自然に描かれ、男の子の少年期を描くことが上手い監督なんだな、と思わされます。多分、少年が成長していく姿を撮るのが好きなんですね。
スパイダーマン:ホームカミングでも、ピーターだけでなく周りの少年・少女がとても生き生きと映されています。
ピーター役はトム・ホランド(榎木淳弥)
すでに、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカをみている人には分かると思いますが、今回、スパイダーマンと15歳のピーターを演じるのは、21歳のトム・ホランドです。
イギリス人のトム・ホランドの雰囲気は、大人と子供の境目にいる少年の雰囲気そのものです。
また、かれは身体能力がとても優れていて、本映画のほとんどのスタントも自分で演じています。
悪役エイドリアン・トゥームス(バルチャー)役はマイケル・キートン(大川透)
マイケル・キートンが演じるエイドリアン・トゥームス(バルチャー)は、残骸回収業を営んでいましたが、トニー・スタークと政府の合併会社に仕事を奪われます。
金持ちは富を独占し、貧乏人は決して報われない。
そんなスタークへの恨みをもつ男が、異星のオーバーテクノロジーの横流しをすることで悪の道へ突き進んでいきます。
エイドリアン・トゥームスは、以前にはいなかったかなり、庶民レベルのヴィランだと言えるでしょう。だからこそ、もっとも共感ができ、感情移入もできます。
そして、さすが、もとバットマンのマイケル・キートンが演じているだけあって、静かに本物の大人がもつ凄みや怖さがあります。
ネッド・リード役はジェイコブ・バタロン(吉田ウーロン太)
ピーターの親友でオタク仲間です。
今回のスパイダーマン:ホームカミングでは、ピーターがスパイダーマンであることを知ります。
一見冴えない感じですが、コンピューターに強く、トニー・スタークがスパイダースーツにかけたプロテクトをあっさり解いてしまう切れ者です。
スパイダーマンの原作コミックにネッド・リードという同名キャラがいますが、こちらは記者でハンサムな男で、モデルは他にいるようです。
それは、本来のマーベル世界とは違うアース=アルティメット世界のもうひとりのスパイダーマンであるマイルズ・モラレスの親友であるガンケという少年です。
この少年と本作のネッド・リードがそっくりで、やはり、ガンケがモデル説が有力となっています。
ミシェル役はゼンデイヤ(真壁かずみ)
ミシェルを演じるゼンデイヤは、ティーンエイジャーの間でカリスマとなっています。
ミシェルは、ピーターのクラスメイトで、少し変わった雰囲気を持っています。
頭はいいのですが、斜に構えたところがあり、クラスの仲間たちからは離れて一人で本を読んでいます。
原作コミックでは、ミシェルに該当するキャラクターはおらず、果たして彼女が何者なのか、はファンの間でも議論になっています。
リズ役はローラ・ハリアー(美山加恋)
ピーターが密かに好きな学校一の美少女。
でも、ただ可愛いだけでなく、学力コンテストのチームリーダーも務める優等生です。
後半、リズの驚愕の秘密が明らかになります。
それによって、ピーターとリズの関係は大きく変化することになるのです。。。
ハッピー・ホーガン役はジョン・ファヴロー(大西健晴)
上・ファヴローが演じるハッピー・ホーガンは、トニー・スタークの側近です。バットマンでいうアルフレッドの立ち位置ですね(笑)
過去のシリーズでは、ハッピー・ホーガンは、運転手から警備主任に出世していましたが、今回は、トニーが忙しいのでピーターの世話焼き係を任せられることに。
とはいっても、若造のピーターの世話なんて乗り気ではなく、最初はかれの言うことなんて鼻であしらっています。
けれど、そんなピーターが成長していく姿を立ち会うことになるのも、かれなのです。
メイおばさん役はマリサ・トメイ(安藤麻吹)
ピーターを女手ひとつで育てている美しすぎるおばさんです(笑)
若く、その美貌は近所にファンがいるほど。
原作では初老の婦人ですが、なんと、本作ではめちゃくちゃ若返りました。
とはいえ、メイおばさんを演じるマリサ・トメイは、2017年時点で52歳。52で、この美貌はヤバいですね。
マリサ・トメイは、ロバート・ダウニー・Jr.と若いときに共演しており、交際もしていたことがあるので、もしかすると、このシリーズでトニーとの間にロマンスが生まれる可能性もあります。
トニー・スターク(アイアンマン)役はロバート・ダウニー・Jr.(藤原啓治)
本作スパイダーマン:ホームカミングは、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの後の作品なので、当然、トニー・スタークも若干、性格や考え方が変わっています。
ウルトロンを産み出したという過去があり、大きな力には大きな責任が伴うということをピーターにも理解させようとし、見込みはあるけれどどこか危ういかれを厳しく指導する父性も持ち合わせる、という、複雑なキャラクターになっています。
最初の作品『アイアンマン』から見ているぼくは、本当に変わったなぁ、成長しているなぁ、という感じがします。。。
スパイダーマン:ホームカミングのタイトルの由来
ジョン・ワッツ監督によれば、スパイダーマン:ホームカミングのホームカミングには、特別な意味が込められています。
ホームカミングというのは、まず言葉的に二つの意味があります。
ひとつは、新学期に行うプロムにも似た学校の行事。
もうひとつは、帰郷という意味です。
特に重要なのは帰郷の方で、スパイダーマンがこれまで単独で戦っていましたが、今度は、アベンジャーズやファンタスティック・フォーなど、ほかのヒーローがいる世界に戻ってきます。
帰郷は、そんなスパイダーマンがこれからどうなるのか!という期待が込められているのです。
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