Netflixのノンフィクションミステリードラマ『Real Detective』がトラウマになりそう

Netflix

Netflixといえば、ドキュメンタリー映画が豊富に取り揃えていることに定評がありますが、今回もそんなNetflixの濃厚なノンフィクションドラマを紹介します。

今回話すのはReal Detective。
2016年カナダで撮られた犯罪ノンフィクションもので刑事ものが好きな人ならハマること間違いなしです。

Real Detectiveではベテラン刑事が数々のトラウマ事件を振り返る

Real Detectiveでは、ベテラン刑事たちが自身が立ち会った最凶事件について振り返ります。

特に自分のキャリアのなかで悪質だったり、奇妙だったり、捜査が困難だったものが紹介されるので、下手なミステリー映画を観るよりも100倍面白いです。

Real Detectiveの物語展開ですが、こちらは、実際に事件を担当した刑事が当時を振り返りながら、再現ドラマも展開されます。

決して派手な事件だったり、銃撃戦だったり、カーチェイスがあったりするわけでもないのですが、ストーリーの語り方や演出が上手いため、否が応でもストーリーに引き込まれていくでしょう。

第一話復讐の見所

Real Detectiveは、第一話から面白いです。
1997年、ワシントン州で起きたレイプ殺人犯を、マイク・シエシンスキー刑事は探すことになります。

レイプ殺人は森で起き、森のなかは精神異常者や浮浪者がいる危険な場所。有力な手がかりがないため、行き詰まっているところに、ドウェインという男から情報提供したいと電話がかかってきます。

ドウェインは、強盗罪で2年の懲役が課されている黒人の男で、刑務所を訪ねたマイク・シエシンスキーに対して「カプチーノを飲ませてくれれば、犯人を教える」と取引をもちかけます。

かれは、思わせ振りな態度と、不気味なオーラを放ち(本当に不気味でトラウマになります。かなり上手い俳優が演じているからでしょうか)、場の主導権を握りたがっており、マイク・シエシンスキー刑事を翻弄するのです。

事件の証拠品がどこにあるのかを示させるために、ドウェインを犯罪現場の森に連れていくと、犯人が棄てたとされるカバンの位置をあっさり見つけます。

いやいや、どう考えても犯行現場にいた奴しか知り得ない情報を持ってるんだから、犯人はお前だろ!!って突っ込みたくなりますが、マイク・シエシンスキー刑事が、やがて、どのように犯人の証拠を見つけ、追い詰めていくかが見所です。

羊たちの沈黙よろしく、このエピソードだけで、一つの映画になってしまいそうなほどに魅力的なのですが、そんな奇妙で恐ろしい事件が全八話楽しめるので、ミステリードラマ好きはぜひ視聴してみて欲しいですね。

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