キングコング 髑髏島の巨神といえば、2017年に春の話題作。しかも、伝統的?なキングコング映画の最新作でもありますよね。
それをジョーダン・ボート=ロバーツ監督という32歳の新鋭がつくるとなれば、こちらとしては応援もしたいし、また、そんな若造がつくって大丈夫かよ!? と心配になる気持ちの両方があります。
なので、実際にキングコング 髑髏島の巨神を観てきたぼくが、映画の感想と、自分なりに調べたことを語っていきたいと思います。
キングコング 髑髏島の巨神とこれまでのコング映画との違い
まず、キングコング最新作であるキングコング 髑髏島の巨神と、これまでのキングコング映画の違いを語っていきましょうか。
ビジュアルが違う!
まず、これまでのキングコングとは、ビジュアルが違います。1933年から続くキングコング映画に登場するコングは、短足で4.5頭身、かつ、ゴリラそのものでした。
だからこそ、人々はキングコングを、ゴリラとは別のなにかではなく、ゴリラそのものとしてしか見ませんでした。
しかしなから、今回のコングは、外見が格好いい!
キングコング 髑髏島の巨神のコングは、デザインとして更に洗練されており、均整がとれたボディビルダーそのもの。
しかも、四足歩行ではなく二足歩行で歩きもする。
天に聳えるその姿は、まさに髑髏島の巨神そのものといってもいいと思います。
ハリウッド版ゴジラと違ってすぐに登場する!
キングコング 髑髏島の巨神のコングは、すぐに登場します。
これについては、ひたすらに勿体ぶって、ラスト五分しかみせないギャレス・エドワーズのGODZILLAゴジラ(2014年)では、五分程度しかゴジラの姿をきちんと見せてくれませんでしたが、キングコング 髑髏島の巨神は違います。
プロローグで、もうその姿の一部を晒しているので、2005年のピーター・ジャクソン版キングコングよりもさらに早いです!
あれはあれで、よい映画ですけどね。
映画全編クライマックス!
キングコング 髑髏島の巨神は、映画全編クライマックスです。
今回、コングと戦うのは怪獣だけでなく、ベトナム戦争の猛者たち。
トムヒことトム・ヒドルストン演じる元イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)のジェームズ・コンラッド(闇の奥の作家コンラッドの姓を主役に使うところも熱い!)や、サミュエル・L・ジャクソンが演じる空軍大佐であるブレストン・バッカードも、コングと戦うことになります。
ベトナム戦争の猛者たちが、現代の兵器と比較すると一昔前のアナログな兵器で、コングを討伐しようとするところも見せ場ですね。
美女にデレデレしない硬派なコング
礼儀を
今回のコングは、美女にデレデレしません。
歴代のコングたちのように、美女に心を奪われ、うつつを抜かさないので、とても硬派で正義の味方の行にまで達しています。
髑髏島の秩序を守り、礼儀知らずを叩き潰し、礼儀を知るものを重んじる、そんな痛快なヒーローがコングなのです。
キングコング 髑髏島の巨神を監督したジョーダン・ボート=ロバーツ
キングコング 髑髏島の巨神を監督したジョーダン・ボート=ロバーツ監督は、なんと、32歳。
えっ!?若すぎっ!?
って思いますよね。
映画監督が若すぎると、どうせ、スポンサーやプロデューサーの言いなりにするためだろって思いますよね。
確かに、実際にそういった側面はおそらくあるんだとは思いますが、若い監督の瑞々しい感性を、キングコングという映画に反映することも可能です。
ジョーダン・ボート=ロバーツ監督は、自分がなぜ、キングコング 髑髏島の巨神を監督することになったか、その理由をこんな風に推測しています。
「おそらく、ぼくの初の長編映画キングス・オブ・サマー(2013年)を気に入ってくれたからじゃないかな。この映画は、少年たちが森で冒険をするとき、森そのものがキャラクターであるように撮っていたから。きっと、キングコング 髑髏島の巨神も同じように撮影すると考えたんだろう。あと、ぼくは若いから、大作映画を撮らせたら必死に頑張るだろう、とかね」
キングコング 髑髏島の巨神の楽しみ方
キングコング 髑髏島の巨神をより深く何倍も楽しむために注目するとよいポイントを紹介します。
キングコング 髑髏島の巨神とベトナム戦争との関係性
今回のキングコングは、ベトナム戦争の兵隊がコングと戦うだけあって、作品薙いでベトナム戦争を彷彿とさせる描写も多いです。
キングコング 髑髏島の巨神は怪獣映画であると同時に、地獄の黙示録(1979年)やディア・ハンター(1979年)などの影響を色濃く感じさせます。
なので、ベトナム戦争映画というジャンルが好きな人にも、キングコング 髑髏島の巨神はきっと楽しめるものになるでしょう。
70年代の映画好きにもおすすめ
また、キングコング 髑髏島の巨神は、1970年代の映画が好きな人にもおすすめできます。
というのも、ジョーダン・ボート=ロバーツ監督が、ベトナム戦争映画はもちろん、1970年代の映画も好きで、映画にそれを反映させているからです。
たとえば、ジョーダン・ボート=ロバーツ監督の好きな1970年代映画には、カンバセーション…盗聴…(1974年)があります。
1970年代の映画が持つ生々しさと、怪獣映画を組み合わせたとき、それまで誰も見たことがないような新しいものができるのは、間違いありませんよね。
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