皆さんは、スティーブン・ハンターの小説を映画化した『ザ・シューター極大射程』を見たことがありますか?
ザ・シューター極大射程は、アクション映画やスナイパー映画好きや銃マニアにはたまらない名作ですが、そんな傑作映画のドラマがNetflixで視聴できるってご存知でしたか?
ドラマ版『ザ・シューター』は、USAネットワーク製作の全10話のテレビシリーズとなっています。
ドラマ版ザ・シューターのあらすじ
主人公である狙撃兵ボブ・リー・スワガーは、海兵隊員として多くの戦功を立て、現在は、退役して妻と娘の三人で暮らしています。
そんな彼のところにアフガニスタン時代の上官であるジョンソンが訪れ、大統領暗殺の阻止を依頼されることに。
ジョンソンは、今はシークレットサービスに所属しており、大統領の暗殺の脅迫というトラブルを抱えていたのです。
ボブ・リー・スワガーのすべきことは、大統領を狙撃で暗殺しようとしているものがいるならば、犯人がそれをどこから行うのかを割り出すことです。
ちなみに、大統領暗殺の容疑者は、チェチェンのスナイパーであるソロトフ。この男は、かなりの腕利きスナイパーで、1200メートル以上離れた場所から標的にヘッドショットを決めることができます。
ボブ・リー・スワガーは、シアトルで狙撃のポイントを調査、予測してジョンソンに報告します。
そして、大統領狙撃を防ぐために、視界を遮るための星条旗を用意するように指示。しかし、大統領がシアトルを訪問した日に、その星条旗が地面に落ちてしまうのです。
そして、何者かによる狙撃が実行されます。
撃たれたのは、アメリカの大統領ではなく、その隣にいたチェチェンの大統領です。
狙撃現場に駆けつけたボブ・リー・スワガーは、駆けつけた警官に撃たれ、窓から飛び降りたはいいが、今度はFBIのメンフィス捜査官に捕まってしまいます。
果たして、チェチェン大統領の狙撃が容疑者に仕立てあげられたボブ・リー・スワガーは、見事にその容疑を晴らすことができるのでしょうか。
ザ・シューターの原作と異なる点
さて、気になるドラマ版ザ・シューターのスティーブン・ハンターの原作小説と異なる点ですが、これについては、まず、背景の設定が微妙に異なります。
小説版のザ・シューターは、1993年に書かれたため、ボブ・リー・スワガーがベトナム戦争の従軍経験者となっています。
ちなみにマーク・ウォールバーグがボブ・リー・スワガーを演じる映画版のザ・シューター極大射程では、かれが参加していたのはアフリカの隠密作戦。
そして、ライアン・フィリップが演じるドラマ版のボブ・リー・スワガーは、アフガニスタンに駐留していた海兵隊の狙撃兵。
また、今回はボブ・リー・スワガーは、奥さんと娘がいて、平和に暮らしています。
原作だと、除隊してからは酒に溺れて、奥さんとも別れて暮らしている状態ですし、映画版も孤独に暮らしています。
ライアン・フィリップ演じるボブ・リー・スワガー
ライアン・フィリップが演じるボブ・リー・スワガーは、原作とは違って見た目がまず優男です。
まあ、原作と違って家族がきちんとおり、孤独ではないので、雰囲気がソフトになるのは仕方がないことなのかもしれません。
とはいえ、原作のボブ・リー・スワガー自身も再婚して娘もできているので、その影響もあるでしょう。
ドラマ版ザ・シューターも凝った銃と蘊蓄が見所
いろいろ原作と設定が異なるものの、やはり、ザ・シューターは、凝った銃がいろいろ出てくるので銃好きにはたまりません。
たとえば、原作では、ボブ・リー・スワガーは、レミントン700を愛用していますが、ドラマ版は、ナイツ社のSR25やサイレンサー付のMP5SD3を使います。
また、拳銃もアメリカ兵ならお馴染みのベレッタ92Fを使います。
そして、クライマックスでは、世界に4丁しかないと言われるブラック・キング狙撃銃が登場します。
というわけで、ザ・シューターは、ドラマ版もアクション好きや銃好きにはたまらない作品になっているので、興味のある人はぜひ観てみて欲しいですね。
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